がんばれない

がんばる日記。

やっぱり

前記事で書こうとしたスラムダンク感想を少しだけまとめることにした。
グダグタいうのが好きなので前置きが長くなってしまうのをグッと堪えて、いきます。
いちばん書きやすいかなと思った、3キャラクターについてだけ。

まずは主人公、桜木花道くん。
物語全体を通して、バスケ初心者の彼の成長?が書かれてると思うんですけどその成長?っぷりがすごい。
最初の大好きですのセリフから最後の方の大好きですのセリフまで、成長というか彼がバスケにハマっていく様にドキドキされっぱなしで。ちょっぴり子供っぽい振る舞いも、バスケに真剣に取り組む姿もすべてが本当に愛おしくって。
桜木軍団や晴子ちゃんが彼の成長ぶりをすこし口にするたび一緒に何かこみ上げてくるというか、読んでて胸がギュッとなる。
最後の方の大好きですの後からも彼はノンストップで進化していくのでそこもワクワクドキドキがとまらない。堪らない。
おだてられるのがうまいとか、仲間意識が強いとか、基本的な彼の性格はずっと変わらなくて、でも読んでいるとバスケに対する気持ちの変化みたいなものがしっかり・ジワジワと感じられるのは、この漫画自体の魅力のひとつなのではなかろうか?
出てくるキャラみんながライバルになるところが面白いし楽しい。
作品全体で、たったの4か月程度しか時間はすすまないし(だからという訳でもないと思うが)最初から最後までバスケ選手としてはシロート?なのかもしれないけれども、そのシロートなりの経験のなさから自分のやり方でいろいろな困難を乗り越えていく様を見ていると、子供の成長を見守る親ってこんな感じなのかしらって思わされたり、応援もしたくなる。
失敗もたくさんするけれど、それを次につなげる力というものをガンガンに見せつけてくるし、最後にはシロートであることも武器にしてしまうというような強さも持っていて、それがちょっぴり憎い。
もうずっと、ずーっと成長の過程を見ていたいと思わせるところはこれぞ主人公という感じ。本当に魅力的で、素敵なキャラクター。大好き。
なんか彼がひたすらシュートしてる姿をみるだけのアプリも買いました。癒し。

次に書きやすいところというと、流川楓くん。
あらためて名前を打ってみておもうけど、名前可愛いね。
わたし自身バスケについては無知だし、彼の中の勝ち負けとかは正直よくわかっていないけれど
おそらく高校バスケが始まって4か月程度の物語の中で彼は彼自身の納得のいく勝ちを手にしてないのだろうな、と。
彼は常にクールに燃えている。
この作品に出てくるキャラクターの中で一番の負けず嫌いじゃなかろうか。
無口なところからクールな印象がある彼の性格の奧に確かに存在する熱さの源、絶対負けるもんかという意志。これがとてもアツい。
スポーツの世界って全然わからないけれど、きっとこういう人しか生き残れないじゃないんだろうかと思わされる。
作中で天上天下唯我独尊男とか言われてもいるが、ちゃんと人のアドバイスを受け入れるところとか柔らかいところもあったりして…?
努力も惜しまない健気さがあるところも魅力的で
見れば見るほどにめちゃくちゃにかっこいい。

次は、仙道彰くん。
改めて振り返ると学校単位で見れば試合も負けは多いし、飛び抜けた活躍シーンというのはない気がするけれど、存在感の強い彼はこの作品の中でわたしのいちばん好きなキャラクター。
多くのことは描かれていなくて結構謎な部分は多い気がする。
ただ読み返していると、チームメイトが仙道ならなんとかしてくれると思っている時、わたしもまた彼ならなんとかしてくれると思ってしまっている。
常に落ち着いて冷静に振る舞えるところが大人だなぁと、結構オラオラしているキャラクターが多いせいで特にずば抜けてそういうところが見えてしまうというのもあるかもしれないが
そういう冷静さが監督やチームメイトにも信頼される所以だろうし。
きっとできないことは口にしないし、逆にいうと口にしたことはこなしてしまう技術があるし
彼の一言一言にはとてもドキドキさせられる。
湘北のメンバーがみんなガムシャラでかっこいいのはほんとそう。それはそれでとてもかっこいいのだけれど、それとは違うかっこよさを持っている。とてもよい。ありがとう。

読書感想文であらすじしか書けない人間がかく感想なんてこんなもの。
とりあえず面白くて、買ってから毎日どこかしらのページを開いては読んでいる。
(のにこの程度しか書けないのはとても悲しい現実だ)
きっと飽きるまでは読み続けるでしょう。面白いので。

以上。